ERにとって「特別の日」が始まろうとしていた。テレビ局から派遣されたドキュメンタリー撮影班が真実のERの現場を取材しに来たのだ。主役はもちろんグリーンたちERスタッフ。それぞれの思いをよそに現場はいつもと変わらぬ戦場と化して、さらに予期せぬ出来事が…。 本エピソードは米国での初回オンエアでは生放送された。
暴行事件以来落ち着きをなくし、誤診も引き起こしたグリーン。さらに独断で新しい受付シンシアを採用してしまう。ベントンの赤ちゃんはようやく危機を脱したが、今度は命名のことでカーラと激突。注目を集める外科医コーデイは見事な腕を披露し、みんなを驚かせる。
ERレジデンシーを選んだカーターは、ドイルの下で働くつらい日々。だがデル・アミコが回してくれた脳卒中患者を救って面目躍如し、デル・アミコとの仲も急接近。グリーンは部長代理になったケリーとうまくいかず、いらいらを募らせる。
グリーンは愛娘レイチェルを養育するに相応しくない生活状態であるとして、ジェニファーに当分の間、娘との面会禁止を申し渡される。病院内でもグリーンは孤立しはじめていた。一方ロスはウィーバーが部長代理になったことで、徐々に追い詰められていた。ERの財政削減が急務であると訴えるウィーバーは、ロスの給料をこれ以上払えないと主張して、彼が在籍するためには研究テーマを再確認して、委員会の承認を得なければならないと告げる。
ハサウェイはロスの将来が心配で、「母と子のクリニック」をERに新設することを提案するが、予算不足のため認可申請をして、補助金をもらわないかぎり実現不可能だとウィーバーに告げられる。ベントンは育児に時間を取られて思うように勉強できず、優秀なコーデイはベントンの地位を脅かす存在となりつつあった。しかもヨーロッパから戻ってきた著名な外科医「ロケット・ロマノ」が、コーデイのスポンサーとあって、ベントンはますます窮地に立たされる。
グリーンの医療ミス提訴では病院側が譲歩して和解が成立したが、今度は公民権侵害でグリーン個人が訴えられる。ウィーバーは経費削減の方法を学ぶために、アンスポーの推薦でシナージックス経営会のセミナーに出席して、代表のエリスと知り合い、管理職の難しさを教わる。否応なしのリストラを実行するためには、ジェニーの一時解雇も必要だった。ハサウェイは「母と子のクリニック」計画案をカーター財団の総師であるカーターの祖母ミリセントに示して、支援金を得ることに成功した。共にカーター邸を訪れたアミコは、カーターが財閥の御曹司であることを初めて知り、それを隠していたカーターをなじる。
父親が自動車事故で急死したという知らせを聞いて、ロスはカリフォルニアのバーストーに向かう。休暇をとったグリーンはロスに同行した。グリーンの両親が近くのサンディエゴに住んでいることを知ったロスは、父親が残したビンテージカーで、嫌がるグリーンを送り届ける。こうしてグリーンは思いがけず両親と会うことになった。久しぶりに会った両親には容赦なく老いが迫っていた。
グリーンは久しぶりに故郷に戻ったことで、心の傷が癒され本来の姿に戻った。ベントンはロケット・ロマノの外科チームに加わりたい意向を申し出る。ウィーバーは予算削減のために友人のジェニーまで解雇しなければならなくなり心を痛めていた。ところがジェニーが解雇は自分のHIV感染が原因であると思い込み、アンスポー部長に激しく抗議をする。
ケリーの努力で新規に導入することになったシナージックス医師協会のシステムが次々と運び込まれてきた。担当のドクター・エリス・ウェストはケリーに好意を示し学会に招待する。解雇されたはずのジェニーは同性愛援護会の後押しで半ばアンスポーを脅迫し、復職する。そしてアルが建築の仕事を得てアトランタへ引っ越すのを見送りシカゴに残る決心をする。カーターは勘違いから公務執行妨害で警察に逮捕され、留置所に入れられる。留置所で一夜を過ごすことになったカーターを救ったのはデル・アミコだった。
今日はクリスマス・イブ。カウンティー病院も例年のように慌ただしかった。ハサウェイはクリニックの後援者ミリセントがクリニックを視察しにきたので案内するが、ミリセントは大いにご満足の様子で、後程病院に大きなクリスマスツリーと高額の小切手が届けられる。カーターはミリセントに同行してきたいとこのチェイスが、車のなかでヤクを打っているところを見てショックを受ける。 ウィーバーはエリスの誘いを受けて西インド諸島へ出かけることにした。
シナージックス医師協会が管理に係わるようになってから、カウンティーのERの財政状態は改善されていった。この数字を見たアンスポーはERの管理を全面的にシナージックスに委ねることを考えはじめる。結婚の約束をしたハサウェイとロスの仲は順調だったが、ロスが彼女の母親にそれを告げたために、母親は驚いて病院を訪ねる。以前娘を捨てたロスにいい感情を抱いていないようだ。
ロスはその日の夜、ハサウェイをホテルに誘って電撃的に結婚式を挙げようと計画を練り、グリーンに付添いを依頼する。もちろんグリーンはそれを快諾し、シンシアの誘いを断って待機する。ところが…。カーターは麻薬をやめようとするチェイスから力を貸すように頼まれ、彼の自宅に出かける。苦しみもがくチェイスを相手に努力するカーター。そこへデル・アミコがやってくる。彼女は麻薬中毒だったボーイフレンドと付き合っていたことがあり、離脱させる方法をよく知っていた。
ベントンとコーデイの仲は相変わらず進まないようだ。エリスが代表を務めるシナージックスは、カウンティー病院とER管理契約寸前までこぎつけるが、エリスは契約を取るために自分を利用したとウィーバーに責められて弱り果てる。年配の女性ばかりを狙った凶悪レイプ犯人が遂に捕まった。犯人に撃たれた警備員は死亡するが、警官に撃たれて重傷を負った犯人は不本意ながらも治療に当たったカーターたちの努力で一命を取り留める。しかし正常な輸血を行わなかったカーターの処置にデル・アミコは疑問を持ち…。
グリーンは母親のルースが脚を骨折して入院したとの知らせを受けて故郷のサンディエゴに帰る。ドクター・セイヤーズの診断は多発脳梗塞性痴呆だったがグリーンは納得できずに、多角度からの検査を要求、この事件がきっかけで父と子の仲はますますこじれてくる。こじれた仲の親子は士官クラブで口論し、今度はデイビッドが呼吸困難で病院に担ぎ込まれる始末。しかし父は海軍病院のERで緊急治療を手伝う息子の姿を見て、誇りに思うのだった。
ERに化学工場爆発現場から次々と負傷者が運び込まれてきたが、その中の何人かが有毒薬品を浴びていたため、ERが有毒ガスに侵されて緊急事態が発生し、ケリーも昏倒する。大混乱に陥ったERを手際よく取り仕切ったのはカーターだった。カーターは全員に避難命令を出して食堂に緊急治療室を設ける。
グリーンは中途半端な別れ方をしたシンシアの行方が心配になる。ますます親密になっていくベントンとコーデイがロマノには気に入らない。ジェニーが面倒を見ていたアンスポーの息子スコットの治療が終わった。スコットはお気に入りのジェニーともう会えないと思って不機嫌になるが、ジェニーは優しく接してデートの約束をする。危険なヘロインを試し打ちして意識を失った6人の麻薬中毒患者が運び込まれてきた。カーターはその中にいとこのチェイスがいるのを見つける。
ジェニーは抗ガン化学療法を終えたスコットをつれてロッククライミングの練習をするが、途中でスコットの様子がおかしくなり、急遽ERへ運び込む。ベントンは託児所に預けていた息子のリースが熱を出したために、カーラに引き渡すことになった。そしてリースをコーデイの車で運ぼうとして歩行者をはねてしまう。コーデイは人工血液の研究をERで進めるために、グリーンをアドバイザーに据える。自分に内緒でことを進めるコーデイを、ロマノは当然快く思わない。
ロスはERの小児科スタッフ・ドクターに応募しようとするが、自分の権威が損なわれるかもしれないケリーは反対する。キャロルはミリセントからクリニック援助を中止されて大慌て。カーターの直談判が功を奏して再び援助を取り付けるが、カーター個人はカーター財団からの援助を絶たれる羽目になる。免疫蛍光検査の世界的権威でモーゲンスタンを始め多くのドクターがその教え子だったドクター・スワンソンが運ばれてきた。スワンソンの容体が悪化しオペが必要になるが、ベントンたちの反対を押し切ってモーゲンスタンは内視鏡オペに踏み切る。しかし…。
病院はドクター・スワンソン死亡事件の責任を追求するため調査委員を開く。席上モーゲンスタンとベントンは互いに主張を述べるが手術中に上司を突き飛ばして手術を強行したベントンに分が悪く、ベントンは停職処分になる。カーターは信託財産からの援助を絶たれたために生活に窮し、ローンを申請するが返済能力がないために断られて、インスタント・ラーメンの生活を余儀なくされる。
ベントンはコーデイと一夜を共にする。翌日は日曜日でベントンには息子の洗礼式が待っていた。しかし教会に出向いたベントンは自分が邪魔者のような印象を受けて寂しくなりコーデイに会うために休日出勤をする。ところがコーデイはロマノの誘いを受けてランチデートに出かけてしまう。カーターの主張でいとこのチェイスは続けて施設で治療を受けることになった。しかしチェイスの社会復帰は不可能と見たミリセントはカーター財団の後継者になるために家に戻ってほしいとカーターに懇願するが、医学の道を選んだカーターの意思は揺るがない。
ケリーはERに小児科専門医を置く必要があるかどうか調査が行われることになり気が気ではなかった。彼女はこの提案に反対だ。その調査に来たのはフィラデルフィア病院の小児科準教授のマックス・ロウシャーだった。鎮痛剤中毒から立ち直ったロウシャーはアンナの先輩であり元恋人である。ロスはメタドン中毒の赤ちゃんを強引に手元に引き止めて、超急速の解毒治療を内密に施すことにする。キャロルの協力を得て治療は密かに進行するが、途中でグリーンに見つかり…。
グリーンは自分を裏切って密かに子供の解毒治療を行ったロスに怒りをぶちまける。ERに小児科専門医が必要かどうかの予備調査をしているロウシャーの仕事は終わりに近づいていた。必要となってその職に自分が招聘されたらロウシャーは受けるつもりだ。アンナへの思いはまだ続いているようだった。コーデイはロマノから来年は保証人になれないと通告を受ける。アメリカに残りたいコーデイは必死になって保証人探しをするが、うまくいかない。もし保証人が見つからなければ彼女はイギリスへ帰らなくてはならない。